残念でしたね。キセキノテイオー。
トウカイテイオー最後の産駒ということで期待はしていたものの‥ある意味予想通りといった結果となりました。
筆者もリアルタイムでレースを見ていましたが、良いところは全くなく、ブービーからも大きく遅れての最下位。惜しいともいえず希望は見出せません。
【門別競馬】テイオーの最終産駒キセキノテイオー「7歳デビュー戦」は6着(東スポWeb)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
ただ一方で上の記事のコメントを見てみると‥
虐待だろう?!
レースに使うなら、若いうちに調教やらなきゃ意味ないだろう?
小柄な馬体みたいだし、今まで乗馬に使っていたと聞いた。
今更、レース向きの馬に変わるはずがないんだから、馬には迷惑千万!
7歳になってレースにデビューさせるなんて非常識過ぎる。
あくまでも個人的な意見を言わせて頂いて申し訳ないけど、馬主、調教師を軽蔑してしまう。
これって虐待じゃないの?この仔をデビューさせた人達は無事に引退させる責任がある。
のようなコメントがあります。
他の記事も拝見しましたがやはり否定的なコメントが多い。
ウマ箱2の第1コーナーの特典映像でキセキノテイオーと、オーナー?の女性が出て何故デビューを目指すのか?について語っていました。
その女性は獣医をされていた方なのですが、若く体の出来上がっていない馬をレースで走らせることによる故障の危険性について触れていましたね。
そしてキセキノテイオーはようやく体が出来上がったのでレースに出せると。
もちろん7歳という年齢的な不利はあると思いますし、これまで乗馬として競うことをせずに育ったわけです。レース用の調教だってしていません。
勝てる可能性はとても低いと思います。
ただ、「虐待」というのは全然違うのではないかと。
獣医をされていた方が「この体なら怪我をしないだろう」という判断をしてデビューをさせたわけです。
もちろんそれでも怪我をすることはあるでしょう。
でも怪我をなるべくさせないように考えた結果のデビューが7歳ということです。
馬は経済動物であり、多くの競走馬が馬肉になる世界です。
2歳、3歳でデビューさせ4歳5歳で馬肉になる。その方がよほど虐待ではないでしょうか。
幼いうちから調教を重ねることの方が虐待ではないのでしょうか。
キセキノテイオーはもとが乗馬であり、今新しい経験、可能性を試しているとことです。種牡馬になるかもしれないし、乗馬に戻るかもしれない。
それは多くの競走馬よりも幸せなのだと思います。